2025年主題：“慶祝分解”
2025年糸島國際藝術節「糸島藝能」的主題是「慶祝分解」。歷史學家藤原辰史將擔任特別演講嘉賓。

除了展出藝術作品外，位於福岡縣糸島市二條松末和深江地區的糸島藝能還有一個主要亮點：其豐富的自然環境，包括山脈、海洋和農田。該藝術節始於2012年，今年已是第七屆，旨在清晰地展現構成當地生態系統的「生產」、「消費」和「分解」的循環。

在每個藝術節上，藝術家創作作品，參觀者欣賞作品。如果我們將這種關係​​比作生態系統，我們可以說藝術創作是“生產”，而藝術欣賞是“消費”。那麼，循環的另一個要素──「分解」究竟是什麼呢？或許，「分解」的過程對於連結新的創作和確保藝術的可持續性至關重要。

藤原在其著作《分解的哲學》的最後一章中，以「分解是時間的開端」這句話回答了「分解究竟是什麼？」這個問題。我想以此為線索，思考並探討支撐藝術永續性的「分解」過程。

糸島国際芸術祭2025 糸島芸農のテーマは「分解の祝祭」です。トークゲストには、歴史学者の藤原辰史さんをお迎えします。

福岡県糸島市の二丈松末地区・深江地区等を会場に開催される糸島芸農では、芸術作品の展示に加えて、山や海、田畑といった豊かな自然に包まれた環境も大きな魅力となっています。この土地の生態系を構成する「生産」「消費」「分解」という循環のなかに、人間もまた存在しているのだと実感できる芸術祭として、2012年の初回から続けられ、今回で7回目の開催となります。

この芸術祭では毎回、アーティストが作品を制作し、来場者は作品を鑑賞します。この関わりを生態系にたとえるなら、アートの創作は「生産」、鑑賞は「消費」と言えるかもしれません。では、循環のもう一つの要素である「分解」とは、どのような営みなのでしょうか。次の創作へとつなげ、アートを持続可能なものとしていくためには、「分解」という作用が欠かせないのではないでしょうか。

藤原さんは、著書『分解の哲学』の終章において、「そもそも分解とは何か」という問いに対し、「分解は時間の始まりである」と記しています。この言葉をひとつの手がかりに、アートの持続性を支える「分解」というプロセスについて、考え、語り合う時間を持ちたいと考えています